作者 岬鷺宮
あらすじ
他者の悪意を恐れ人前で偽りの自分を演じてしまう矢野四季は高校2年の始業式、偶然早く登校してきた水瀬秋玻とであう。
四季は秋玻に自分の素を見られたことをきっかけに彼女に恋をしてしまう。
そしてその日の放課後、四季は教室で朝のクールな秋玻ではなく、あたふたと目が泳ぎ机にぶつかるドジな彼女を見かける。
朝の様子とは明らかに違う彼女に「大丈夫? ・・すげー無理してる感じがあるんだけど・・」
話を聞くと、秋玻には2つの心があり、一人はクールな秋玻、ひとりは若干気弱な春珂といういわゆる2重人格らしい。
他のクラスメイトに二重人格を隠している彼女たちに四季は二重人格を隠す手伝いを(主にドジな春珂の)申し出る。
― これは四季と秋玻と春珂。三人が紡ぐ不思議な三角関係恋物語。―
この物語の魅力
二重人格の秋玻と春珂そして主人公の三角関係が読んでいて不思議で、少し寂しい感じがして面白い。
秋玻と春珂のどちらも可愛く魅力的で、三人で色んな経験をしていく間に秋玻も春珂も四季のことが気になっていき、四季も二人を好きになっていく。
しかし二人の入れ替わるタイミングが少しづつ短くなり、どちらかが消えてしまうかもしれない。
そういう哀しさと隣合わせの恋愛模様がこの物語の最大の魅力です。
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