作者 七沢またり
あらすじ
かつて少女は勇者として称賛された。そして魔物を殲滅するその力をみて化け物と恐れられた。
しかし少女の足は止まらない。人々に恐れられても、仲間に裏切られようとも。魔王を倒すまで、魔物を殲滅させるまで。
勇者と魔王が戦い数百年後、勇者は目覚める。そしてまた魔物との戦いを求め遺跡へ挑む。
理由は唯一つ、「私は勇者だから」
感想
少しダークよりのファンタジー。全2巻で文章も読みやすいので気軽に読める
・・・かと思いきや、全体的に話が重たく、読みすすめるのにパワーが要ります。そしてパワーを使った分読後の読了感がかなりあります。
主人公が強く、しかしその強さから化け物と呼ばれ、魔王に挑む手前で仲間から「ついていけない。一人で魔王と戦って」と見捨てられるというかなり切ない過去がある。
新たな仲間とは仲良く冒険ができるので安心して見ていられるが、救われないエピソードもあったりするので、いろんな感情を揺さぶられる物語です。
既刊
- 勇者、或いは化け物と呼ばれた少女(上)
- 勇者、或いは化け物と呼ばれた少女(下)
・bookwalker → https://bookwalker.jp/de52b86b4c-7d51-42ef-9dbe-cf4813bd5500/?acode=x3t49wYt