作者 玉兎
あらすじ
「今日中に荷物をまとめ、島をでるがよい」「この地に弱者は不要である」
実の父より幻想一刀流御剣家を追放されたソラは、育ての親、婚約者、義弟からも縁を切られてしまう。
大陸へと渡ったソラは強くなり、かつて自分を捨てた御剣家の人間を見返すため強くなろうと決心する。
とある冒険者パーティ(隼の剣)へと入れてもらったソラはどれだけ魔物を倒しても、自分のレベルが上がらないことに気づく。
『才能限界』
ソラのレベルが1以上上がらないことを知った隼の剣の仲間はソラを罵倒するように追放してしまう。
パーティだけでなく冒険者ギルドからも追放されてしまったソラは森の薬草を集めて生計を立てていた。
そんなある日、蝿の王との戦いで負傷し離脱していたパーティが、近くで薬草を集めていたソラへと攻撃魔法を放つ。
彼らは蝿の王をソラへと押し付け、逃げていってしまう。そのパーティは隼の剣であった。
元仲間の攻撃魔法で負傷したソラは蝿の王に捕獲され巣へと連れ去られてしまう。
蝿の王の子供の蛆蟲に生きたまま喰われるソラ。
―そのとき、声がきこえた。あるはずのない応えが、あった。―
― クラエ、ナニモカモ。 コレヨリシンソウヲレイキスル ―
魂喰らいの龍・ソウルイーターを会得したソラはかつて己を捨てた御剣家に、そしてかつての仲間に復習を誓う。
この物語の魅力
最初誰よりも弱かったソラがソウルイーターを会得したあとはどんどん強くなっていくのが面白い。
正直、復讐要素は必要なかったかな?と思わないではないです。(特に元仲間へは)
しかし、強者揃いの御剣家との争いになってからは面白いです。やっぱり敵が強いとバトルものは面白いですよね。
主人公のソラも(仲間への復讐はアレですが)そんなに性格悪くはなく、自分がもともと弱者だったせいか弱者や自分の仲間は身を挺して助けようとします。
文章がちょっと特殊で応え(いらえ)とか、鹿爪(しかつめ)らしいとか、緘(かん)していたとか、
ちょっと難しい表現が多く、好きな人は好きだが、合わない人は合わないかなと思います。
既刊
- 反逆のソウルイーター~弱者は不要といわれて剣聖(父)に追放されました~
- 反逆のソウルイーター~弱者は不要といわれて剣聖(父)に追放されました~2
- 反逆のソウルイーター~弱者は不要といわれて剣聖(父)に追放されました~3
- 反逆のソウルイーター~弱者は不要といわれて剣聖(父)に追放されました~4
- 反逆のソウルイーター~弱者は不要といわれて剣聖(父)に追放されました~5
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