ただ制服を着てるだけ

作者 神田暁一郎

あらすじ

コンビニの店長として働く社畜・堂本広巳。日々の生活に疲れていた広巳は偶然知り合った少女、明莉が働く”ある店”にハマってしまう。

大人な雰囲気のあるお店でJK姿の妹キャラ・明莉(源氏名:あゆみ)となぜか毎回ゲームばかりしている広巳。

そして毎回”あゆみ”を指名しながら、自分とゲームばかりして、仕事中”あゆみ”が寝てしまっても「おつかれさま」で済ましてしまう広巳を不思議がる明莉。

そんなある日、休暇中トラブルで呼び出された広巳は、巻き込まれていた明莉を助けることになる。「私行くところ無いんだよね。お願い。一緒に住ませて!」

突如始まった同居生活のなか、明莉に降りかかる問題にも首を突っ込み、体を張って解決してくれる広巳に納得が行かないものを感じる明莉。

しかし広巳には”あゆみ”を助けたい理由があり・・・

いびつな二人の少し悲しい同居ラブ?ストーリー

この物語の魅力

タイトルやイラスト、挿絵から受ける印象から「髭を剃るそして女子高生を拾う」みたいなものを想像していたのですが、全く違う重めの展開を見せるストーリーが面白い。

正直、こういった話をラノベでやるのかと驚きました。軽く読めるラブコメ物かと思いきや、重たい話の連続でした。

明莉が語る、貧困層で育った女性がなんとか生きていこうとする様や、身を削った先に行き着く末路は本当に読み手の感情を揺さぶるものがありました。

主人公の広巳もかなりの闇を抱えており、過去の経験から”あゆみ”を助けようとします。広巳の過去の話から物語にぐっと引き込まれていきます。

この二人が今後ラブコメをやる展開が想像できないんですが・・・

でも2巻でてほしい・・。

既刊

  1. ただ制服を着てるだけ
  2. ただ制服を着てるだけ2

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