作者 木緒なち
あらすじ
2016年 橋場恭也 28歳。ゲーム会社勤務だったが会社が潰れ、実家に戻っていた。
携帯の通知を見てみると、恭也と同い年のクリエイターたちが一同に会し、ひとつのゲームを作ると発表されていた。
有名イラストレーター・秋島シノ、 人気歌手・N@NA 、人気ライトノベル作家・川越京一。
奇しくも恭也と同じ年、そしてこの3人は同じ芸大を卒業していて、恭也もこの三人のファンであった。
10年前に合格していた芸大に自分も入学していれば、今とは違った現実があったかもしれない・・。
後悔とともに眠りにつくのだった。
― ― ―
恭也が目を覚ますと妹の様子や部屋にある物がおかしいと気づく。携帯はガラケー、ゲームはps2、カレンダーは・・2006年!
なんと恭也は2006年にタイムスリップしていた。
タイムスリップの理由はわからないが人生をやり直せるチャンスだと考えた恭也は、10年前合格しながらも行かなかった芸大へ進学することを決める。
秋島シノ、 N@NA 、川越京一。彼らに 肩を並べられるクリエイターになるために。
この物語の魅力
10年前にタイムスリップして人生をやり直すという割とよくみる設定だが、読んでみると物語の面白さに引き込まれる。
いろんなクリエイターたちがもがき苦しみながら物作りをしている姿に心が痛くなり、未来では有名なクリエイターが少しづつ才能を開花させ、大学生ながら初々しい恋愛模様にニヤニヤさせられます。
そして恭也がタイムスリップしたせいで将来成功するはずだったクリエイターが挫折して潰れるかもしれない。というのもハラハラさせられました。
この作品にはVer.Bというタイムスリップしなかった場合のストーリーもあるんですが、そっちもすごく面白くておすすめで、「タイムスリップ要素いらなかったかも?」と思わされますw
Ver.Bの方はとある出会いから大手のゲーム会社で働くこととなり、会社の方針に翻弄されながら大好きなゲームを作っていくというもの。
こっちは完結しているためこっちから読んでもいいくらいです。
既刊
- ぼくたちのリメイク「十年前に戻ってクリエイターになろう!」
- ぼくたちのリメイク2「十年前に戻って本気になれるものを見つけよう!」
- ぼくたちのリメイク3「共通ルート終了のお知らせ」
- ぼくたちのリメイク4「「いってらっしゃい」」
- ぼくたちのリメイク5「ぼくたちに足りないもの」
- ぼくたちのリメイク6「アップロード日:9月1日」
- ぼくたちのリメイク7「ものをつくるということ」
- ぼくたちのリメイク8「橋場恭也」
- ぼくたちのリメイク9「怪物のはじまり」
- ぼくたちのリメイクVer.B
- ぼくたちのリメイクVer.B2
- ぼくたちのリメイクVer.B3
・bookwalker → https://bookwalker.jp/de122b90d3-01a0-4ec2-ae12-6829241a10a6/?acode=x3t49wYt
・楽天 → ぼくたちのリメイク
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