蜘蛛ですが、なにか？

作者　馬場翁

あらすじ

女子高生だったはずの「私」は目覚めると蜘蛛に転生していた！

目の前には大量の蜘蛛がうようよしている！

「・・・うわ―、無いわー・・・」

途方に暮れるまもなくボリッボリッと不穏な音が聞こえてくる・・・

そちらに視線をやると、ボリッボリッと仲間を食う蜘蛛（兄弟？）たち！！

イヤイヤイヤイヤ！！　まずい！まずい！

ズンッ！という地響きが起こり、背後をみると見上げるほど巨大な大蜘蛛。そして大蜘蛛も子蜘蛛を爪の先でぶっ刺して食っていた。おつまみを食べるような感じで・・

「マザー、貴様もか・・・！」

考えるのは後だ。今はここから無事逃げ出して、生き残ることを目指す！

世界最大の迷宮・エルロー大迷宮で転生蜘蛛子のサバイバルが始まる。

蜘蛛に転生し、何も知らないまま広大なダンジョンの只中で蜘蛛として生まれ、そこからサバイバルをするという超・ハードモードな序盤。

そしてカエル、蛇、猿、蜂、龍といった様々な格上モンスターとの死闘を繰り広げてだんだん強くなっていくのが面白い。

蜘蛛として糸を使った罠や奇襲を用いて戦うという、他のラノベの主人公では無いような戦い方が新鮮で良いです。

主人公の一人称で語られる地の文がテンションが高くてテンポが良くて面白く、どんどん読み進められます。

気づいたら全巻買って読んでいて、出費がエライことになってましたｗ

夢中になってハマれるオススメのシリーズです。