無職転生～異世界行ったら本気だす～

作者　理不尽な孫の手

あらすじ

現代日本に暮らす34歳無職の男。彼は過去のトラウマから20年間外の世界を恐れ、実家に引きこもっていた。

しかし、彼の両親がなくなったことをきっかけに他の兄弟たちから家を追い出されてしまう。

着の身着のままでさまよい続けた彼は、トラックに轢かれそうになっている高校生を助けようとして事故死してしまう。

トラウマを言い訳にして、何もしてこなかった自分の人生を後悔しながら・・・

―　目を開けると不思議な光景が広がっていた　―

目の前には若い夫婦、喋っている言葉はわからない、体を起こすことができず、声もうめき声しか出ない、体も動かない。

・・・・赤ん坊になっていた。

父親は剣の修練に励み、母親は自分が怪我をしたら魔法で治療してくれる。

現代日本で暮らしていた34歳無職の男は、異世界で赤ん坊のルーデウス・グレイラットとして生まれ変わったらしい。この剣と魔法の異世界で。

「・・・この世界なら人並みに生きて、人並みに努力をして、躓いてもなお前を向いて生きていけるんじゃないか・・」「なにもしてこなかった無力さと後悔を持つ自分でも」

―　本気で生きていくことが　―

なろう系異世界転生モノのテンプレのような作品。というより、この作品が大成功したのでこういう物語がテンプレになった。

この物語は一人の男の人生の物語です。

幼少期の修行時代、少年期の冒険時代、青年期は家族を持ち、家族を守るため戦います。

転生前の人生でトラウマを乗り越えられず、人生を悔やむだけの引きこもりのニートだった男が、転生をきっかけに努力を惜しまず、前の人生の後悔をバネに成長していく。

成長の裏に過去の後悔というバックボーンがあるため感情移入しやすく、どんどん物語に引き込まれます。

作り込まれた世界観、設定、魅力的なキャラクター達との出会いと別れ。

これこそが王道のファンタジーだと全力で主張してくるような作品。

王道のファンタジーが好きなら一度は絶対に触れてみる作品だと思います。

2021年1月にアニメ化され、同年秋に第2クール放送予定です。　

第1クールのクオリティがものすごく、作画、音楽も完璧で間違いなく傑作。第2クールがすごく楽しみです。

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