作者:衣笠彰梧
シリーズ紹介はこちら → ようこそ実力至上主義の教室へ
感想 (重要なネタバレはなしです)
ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編5巻 さっそく読みました!!
いつものように発売日当日の0時にダウンロードして読んでたのですが、衝撃的過ぎて眠れなくなったので、そのまま勢いで書いてますw
あらすじや試し読みでもあったとおり、今回は文化祭の出し物のプレゼンと2年生だけの特別試験・『満場一致試験』の内容が描かれていきます。
文化祭の出し物のプレゼンでは綺麗どころの可愛らしいイラストがあったり、
綾小路と軽井沢の関係がオープンになっていきクラスに波紋を呼んだりと、巻の前半の方では割と微笑ましいエピソードが描かれていきます。
しかし、中盤から後半にかけての満場一致試験ではかなり重苦しい展開が描かれていきます。
他クラスでは、ポイント差を活かしクラスの地盤を固めようとするAクラス坂柳、
勢いを失っていることに危機感を覚え「クラスメイトを犠牲にしてでもポイントを勝ち取っていくべきじゃないのか」と訴えるBクラスの神崎と現状維持の方針を変えられない一ノ瀬とクラスメイト、
反乱分子を抱えつつ策略で抑えこもうとするDクラス龍園とクラス内での立場が怪しくなっている伊吹。
各クラスでもそれぞれ抱えている問題が浮き彫りとなってくる今回の特別試験ですが、綾小路や掘北のいるCクラスは他クラスとは比較にならないほどの試練となりました。
口絵イラストでも描かれていたように、前巻・前々巻に引き続き八神に踊らされ暴走する櫛田、飛躍的な成長をし続けて苦悩しながらもリーダーとしてクラスを最善へと導こうとする堀北、
そしてどこまでも冷徹で容赦ない判断をクラスメイトに提示する綾小路と残酷な決断を迫られるクラスメイト。
正直、その結末に読者は(私は)かなりのショックを受けるものでしたし、これだけの人気作の展開をこれだけショッキングなものにした作者の衣笠彰梧先生にはCクラスのクラスメイト並のストレスがかかっていたと思いますw
今回の試験結果の後、決定的な亀裂の入ったと思われるCクラスが文化祭や体育祭をどう乗り越えていくのか。
Cクラスが下した決断は他クラスにも動揺をもたらすものだったと思われます。
これからの話も波乱の展開になると感じざるを得ない(というか間違いないと言い切れる)そんな一冊でした。
(1ヶ月くらいたったらネタバレ感想や考察も書くかもしれません)
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