作者 長月達平
あらすじ
公立高校3年生で不登校気味の菜月昴はコンビニに買い物に行った帰りに異世界へ飛ばされてしまう。
「にいちゃん。変わった格好してんなぁ。」
言葉は通じる・・だが・・
なんの特殊能力も魔法も使えない。持ち物もコンビニで買ったカップラーメン、スナック菓子、携帯（電池切れそう）、愛用のジャージ、使い古しのスニーカー
『完全に終わった・・どうしろってんだよ・・』
文明は典型的な中世風、見たことのない町並みや、珍しい色の人や亜人に目を奪われるスバルは路地裏へ迷い込んでしまい、3人ほどの男に絡まれてしまう。そこへ・・・
― 「そこまでよ。悪党」
路地裏の入り口、美しい女性が立っていた。腰まで届く長い銀髪、理知的な瞳、美しさと幼さが同居し、高貴さも感じさせる美しい女性。
スバルは自分の置かれた状況すら忘れて、自分を助けてくれた彼女の存在感に打ちのめされていた。
銀髪の「ステラ」と名乗る女性はあるものを盗まれて、その犯人を探しているという。
自分も急いでいるのにスバルを助けてくれた女性に感激したスバルは、犯人探しを手伝う。
犯人は貧民街に住むフェルトであると目星をつけた2人は貧民街を訪れる。貧民街のよろずやを訪れた2人はそこにいた殺し屋のエルザに襲われてしまう。
なすすべなくエルザのナイフに切り刻まれる2人。
だが、それでも ― 必ず俺がお前を救ってみせる ―
次の瞬間、彼は、ナツキスバルは命を落とした。
―― ――
「どうした兄ちゃん？急に呆けた顔して」
「は？」
気づくと数時間前に戻っていた ―
この物語の魅力
死に戻りの能力以外、なんの力も持たない主人公が、何度も死亡し、何度もやり直しながら試行錯誤して望む未来を掴み取っていく。
何をやっても死ぬ未来しか来ない絶望感がものすごい分、機転を利かせて死の未来をすり抜けていく時の爽快感との落差が癖になる。
うまいこと作者の手のひらの上で転がされている気がします。ｗ
周りのキャラクターたちがみんな魅力的なのも特徴で、
スバル自身は何も能力を持たず、周りはみんな強い人ばかりで、最初はスバルのことを侮ったり警戒したりしてるが、
絶望の未来をうまく回避（何度も死に戻った末に）していくスバルを少しずつ信頼していく。
苦労して信頼を勝ち取った人物たちが、仲間として一緒に戦ってくれたりする時の頼もしさがものすごい。
何度も何度も死に戻るスバルを見るのは読者としても心が折れそうになります。
しかし、物語が収束し事件が解決に向かい始めた時の物語への引き込まれ方が尋常ではなく、気づいたら読み終わってます。
アニメも1期25話、2期25話放送されており、声優さんたちのものすごい演技力も相まってかなり面白い。今から読んでみようと思う方はアニメから見ても良いくらいです。
既刊
1 Re:ゼロから始める異世界生活1
2 Re:ゼロから始める異世界生活2
3 Re:ゼロから始める異世界生活3
4 Re:ゼロから始める異世界生活4
5 Re:ゼロから始める異世界生活5
6 Re:ゼロから始める異世界生活6
7 Re:ゼロから始める異世界生活7
8 Re:ゼロから始める異世界生活8
9 Re:ゼロから始める異世界生活9
10 Re:ゼロから始める異世界生活10
11 Re:ゼロから始める異世界生活11
12 Re:ゼロから始める異世界生活12
13 Re:ゼロから始める異世界生活13
14 Re:ゼロから始める異世界生活14
15 Re:ゼロから始める異世界生活15
16 Re:ゼロから始める異世界生活16
17 Re:ゼロから始める異世界生活17
18 Re:ゼロから始める異世界生活18
19 Re:ゼロから始める異世界生活19
20 Re:ゼロから始める異世界生活20
21 Re:ゼロから始める異世界生活21
22 Re:ゼロから始める異世界生活22
23 Re:ゼロから始める異世界生活23
24 Re:ゼロから始める異世界生活24
25 Re:ゼロから始める異世界生活25
26 Re:ゼロから始める異世界生活26
27 Re:ゼロから始める異世界生活27
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