わたし、二番目の彼女でいいから。


作者 西 条陽

あらすじ

俺たちは「二番目」同士で付き合っている――危険な三角関係の行方は?

「私も桐島くんのこと、二番目に好き」

俺と早坂さんは互いに一番好きな人がいるのに、二番目同士で付き合っている。

それでも、確かに俺と早坂さんは恋人だ。一緒に帰って、こっそり逢って、人には言えないことをする。

だけど二番目はやっぱり二番目だから、もし一番好きな人と両想いになれたときは、この関係は解消する。

そんな約束をしていた。


そのはずだったのに――

「ごめんね。私、バカだから、どんどん好きになっちゃうんだ」

お互いに一番好きな人に近づけたのに、それでも俺たちはどんどん深みにはまって、歯止めがきかなくて、どうしても、お互いを手放せなくなって……。


もう取り返しがつかない、100%危険で、不純で、不健全な、こじれた恋の結末は。

この物語の魅力

主人公の桐島司郎早坂あかねはお互いに1番好きな人がいて、お互いが2番目、そして2番目同士で付き合っている。

お互いが2番目同士で1番好きな人にアタックするのを応援して、傷ついたら慰めあう。

まず間違いなくドロドロした展開になりそうな設定に惹かれて購入しました。w

設定もそうですが、展開なんかも漫画の『クズの本懐』に近い。

2番目に好き同士だったのに、お互いにどんどん「好き」が大きくなっていって隠せなくなっていったり、司郎の1番好きな女の子の橘ひかりも司郎のことが気になるようになっていく。

物語が進むほど三角(四角?)関係がドロドロしたものになっていき、ときには常識ではないようなトンデモ展開があったり、いろんな意味で読者を楽しませてくれます。

2巻で突っ込み役のキャラが出てきたので、結構コメディ色も出てきたのですが、基本はドロドロした三角関係といった物語になります。

重たくてちょっと刺激的なラブコメを読みたい方には是非お勧めしたい物語です。

既刊

  1. わたし、二番目の彼女でいいから。
  2. わたし、二番目の彼女でいいから。2

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