作者 七野りく
あらすじ
社会の基準では測れない魔法技術を持ちながらも、謙虚に生きる少年アレンが、
恩師の頼みで家庭教師として指導することになったのは、魔法の実力が人生を左右する世界で、なぜか簡単な魔法すら使えない公女殿下・ティナ。
だれもがあきらめた少女の可能性を見捨てないアレンが教えるのは常識を破壊する魔法授業。
『僕はこう考えます。魔法は人が魔力を操っているのではなく、精霊が力を貸してくれているものだと』
導きの果て、ティナに封じられた謎をアレンが解き明かすとき、世界を革命し得る教師と生徒の伝説が始まる!
この物語の魅力・感想
序盤は先生のアレンが生徒のティナとエリーの指導をして、秘めた能力を引き出していくといった展開。
巻が進むごとにだんだんと生徒(だったりアレンを尊敬している人)が増えていき、アレンの国での重要度が増していって、それに伴い大きな事件に巻き込まれていき、だんだんと戦記ものっぼくなっていく。
世界観がしっかりしていて、主人公がよい意味で癖がなく、登場するヒロインたちがみんな魅力的なので読んでいて安心感がある。
主人公やヒロインたちが事件に巻き込まれ、ピンチになって、仲間たちとの友情や愛情、師弟愛なんかで乗り越えていくといった意外と昔ながらの王道な展開が面白い。
ピンチに陥ってからの逆転劇なんかも熱く描かれていて、ある意味カタルシスなんかも感じられてよいです。
師弟ものが好きな方で、しっかりとした世界観の物語が読みたい方にお勧めです。
既刊
- 公女殿下の家庭教師 謙虚チートな魔法授業をはじめます
- 公女殿下の家庭教師2 最強剣姫と新たな伝説をつくります
- 公女殿下の家庭教師3 魔法革命で迷える聖女を導きます
- 公女殿下の家庭教師4 氷炎の姫君と夏休みに王国を救います
- 公女殿下の家庭教師5 雷狼の妹君と王国動乱
- 公女殿下の家庭教師6 慟哭の剣姫と南方戦役
- 公女殿下の家庭教師7 先導の聖女と北方決戦
- 公女殿下の家庭教師8 再臨の流星と東都決着
- 公女殿下の家庭教師9 英雄の休息日
- 公女殿下の家庭教師10 千年の都
- 公女殿下の家庭教師11 歴史の幻影
・Bookwalker
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