作者:裕夢
多少ネタバレを含みますのでまだ読んでない方は本巻を読了後に読むことをお勧めします。
シリーズの紹介 → 千歳くんはラムネ瓶のなか シリーズ
前巻の感想 → 千歳くんはラムネ瓶のなか 6巻 感想
感想
千歳くんはラムネ瓶のなか7巻読みました!
夏休みの告白騒動がひと段落し、落ち着いた日常となるかと思われた7巻は、予想を裏切って物語が大きく動き出すという、第二章の幕開けにふさわしい巻となっていました。
今回の表紙は新キャラの望紅葉(のぞみくれは)。かわいい後輩キャラとのラブコメ展開かな?と思いながら読み進めていたのですが、ある意味予想を裏切られました。
望紅葉というキャラは、かわいい後輩キャラなどではなく、本気で千歳朔という”男”を落としに来た”女”でした。
朔たちのグループに入り込み、グループの停滞した関係を打ち壊そうとする紅葉。
海陽はキャッチボールの相方を、優空は料理を、明日風は思い出の場所を。それぞれ朔との居場所を荒らされてしまい傷ついてしまいます。
そして悠月は紅葉の本性を探るため屋上で紅葉と対峙しますが、逆に紅葉からグループの関係を優先し、互いに譲り合ってお互いの場所を侵さないようにしていた関係を『本気ではない』と一蹴されてしまいます。
その後、紅葉に完全に言い負かされた悠月の、本気を出せない自分を吹っ切るためバスケの地区No.1プレイヤー藤堂舞に勝負を挑む流れは鳥肌ものでした。
本気を出した悠月と停滞したグループを打ちぬこうとする紅葉の今後の動向。
紅葉によって傷つけられてしまった千歳グループの少女たちの物語がどうなっていくのか。次の巻が正直待ちきれないほど面白い巻でした。
・Bookwalker
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Thank you very much for the useful information