作者 あボーン
あらすじ
ただ、君と居たい。それだけで、いい。ひとりぼっち同士の恋物語
「今日から、あたしの家に……泊まる?」
高校二年生の黒峰リクは、幼馴染に振られて自暴自棄になったところ偶然入ったコンビニで強盗に襲われていた店員を助ける。
その店員は学校でいちばんモテる美人ギャル・星宮彩奈だった。
この件をきっかけに星宮からストーカー被害を相談され、一人暮らしの彼女を守る名目でふたりは同棲することに。
「黒峰くんがいると安心できそう」
「起きてー、朝ご飯作ってあるよ」
「よかったら一緒に食べない?」
「すごいね黒峰くん、本当に、頑張って…生きてきたんだね」
星宮と一緒に暮らす中で、リクは生きる気力を取り戻していく。涙が出るほど切実なひとりぼっち同士の、甘くて眩しい恋物語。
感想
幼馴染にフラれて自暴自棄になっていた主人公・黒峰リクが、偶然立ち寄ったコンビニでコンビニ強盗に襲われているヒロインの星宮彩奈を助けるという、ギャグっぽい展開から始まる。
中盤は主人公とヒロインが仲良くなっていったり、そこに幼馴染の子がからんでいく王道ラブコメ。
終盤は主人公とヒロイン両方が闇落ち(?)する鬱展開。
2巻が出ることを前提で作られている作品っぽくて、1巻は起承転結の転までで終わっています。
序盤と終盤の落差が激しすぎること、出てくるキャラがどれもメンヘラっぽいこと、2巻まで読むことが前提になっている作品であることなど、アクが強すぎて正直人にはお勧めしにくいかなと思います。
ただ、表現はしにくいのですが、勢い?みたいなものがある作品で、読み始めたら一気に読んでしまえるような面白さはあります。
だからこそこの巻で、ある程度区切りををつけて欲しかったかな~とも思いますが・・・
2巻が出るころにまだ話を覚えていたら2巻も買うかもしれません。