スレイヤーズ シリーズ

作者:神坂一

まず紹介するのは「スレイヤーズ」シリーズ!私をラノベにハマらせた作品ですw

かなり昔の作品で第1巻が1990年刊行と30年以上前に始まった作品なんですねー

2000年に発売された15巻で最終巻と思いきや、2018年にまさかの16巻が刊行され、かなりびっくりしました。

物語としては自称天才魔道士の主人公リナ=インバースが魔王復活の鍵である賢者の石を偶然手に入れ、旅で出会った凄腕剣士ガウリイと力を合わせて、賢者の石を手に入れようとする組織の追撃を切り抜けていく。

ゲームのRPGのような剣士や魔法使いがさまざまな事件を解決しながら敵対組織や魔王と戦っていくといった超・王道のファンタジー!

現在ではラノベで人気のある作品が漫画やアニメにメディアミックス展開されていく流れが当たり前になっていますが、おそらくその1番最初はこの作品だと思います。

というか、この作品がラノベの枠を超え、漫画やアニメ、果てはゲームでも人気になったことからその後のラノベ作品のビジネスモデルを作ったといえる作品です。

この作品の魅力は色々あるのですが、まずは主人公のリナ=インバースが魅力的で面白い!この物語は基本的にリナの一人称視点で書かれているのですが、

「悪人に人権はない」「盗賊を狩ってストレス解消と金策をする」「呪文で他人をふっとばすのもコミュニケーション。手加減してるから問題ない」など一癖も二癖もあるもある主人公。

反面、仲間に対しては面倒見もよく、ボケ役のナーガやガウリイのツッコミ役兼パーティのリーダーとして旅を引っ張っていく。

また、多くの二つ名をもち「盗賊殺し」「魔を滅する者(デモンスレイヤー)」など物騒なものから「ドラまたのリナ」などギャグに近いものまで(盗賊からの仕返しで広められたらしい)。

戦闘シーンも面白く、活字で戦闘シーンを読む場合、頭の中で映像を想像しながら読み勧めていくと思うのですが、文章が分かりづらい場合、頭の中の映像を動かせず流して読んでしまうこともあリます。しかしスレイヤーズは文章がわかりやすく(作者の文章力?)戦闘シーンもしっかり楽しむことができます。

話のテンポが良いのか実際に字数が少ないのか(スミマセン)、他のラノベよりも早く読むことができ、またこの作品は毎回最後に大どんでん返しが来るため最後まで走り抜けるように読んでしまうはずです。

長く続いてるシリーズらしく世界観がしっかりしていて、特に魔法と魔族の関係に関しては物語の根幹となるので読む際はしっかり理解しておくとより楽しめると思います。

既刊 

  1. 「SLAYERS」
  2. 「アトラスの魔道士」
  3. 「サイラーグの妖魔」
  4. 聖王都動乱
  5. 「白銀の魔獣」
  6. 「ヴェゼンディの闇」
  7. 「魔竜王の挑戦」
  8. 「死霊都市の王」
  9. 「ベゼルドの妖剣」
  10. 「ソラリアの謀略」
  11. 「クリムゾンの妄執」
  12. 「覇軍の策動」
  13. 「降魔への道標」
  14. 「セレンティアの憎悪」
  15. 「デモン・スレイヤーズ!」
  16. 「アテッサの邂逅」
  17. 「遥かなる帰路」

※外伝作品は割愛

※2023年2月時点

bookwalker → https://bookwalker.jp/def1a2a84a-01be-4feb-bf17-eb66c2ac119b/?acode=x3t49wYt

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